カスタマーレビュー
総レビュー数:
16
評価の平均:
3.5
3人中2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書は,基礎レベルの英語長文問題集であることを銘打っています。長文対策の本の中で,本書の特徴はその演習量の多さです。一般的な長文対策の本では,掲載されている長文の数は10〜30題程度ですが,本書は例題で40題あり,類題と最後に演習問題10題が付いているので,かなりの演習量です。
しかし,その内容をこの薄さに詰め込んでいる分,解説が他の参考書に比べると不親切になっています。この本を自力で進めれば,その過程でかなりの思考力が身に付くと思いますが,逆に言うと,かなり時間をかける必要があります。少なくとも受験学年の春には始めておく必要があるでしょう。
また,本書には名文をじっくり読むような問題が多く見られますが,今の受験英語では,名文をじっくり読むような問題は影を潜めており,ほとんどの大学では長い英文から必要な情報をすばやく抜き取る,情報検索型の長文問題に切り替わっています。その中で,本書をやったことで効果がどれほど出るのか,という点では残念ながら疑問が残ります。
もちろん,今でも名文を好んで出題する大学(もしくは学部)が無いわけではないので,そういう所を受験される人には良書でしょう。
「英語を学ぶ」という意味では素晴らしい参考書だと思いますし,こういう本が消えてしまってはいけないとは思います。しかし,概して,最新の入試の実情に合致していないので,受験生に薦められる参考書とは言えません。自分の受験条件に合う参考書を慎重に選びましょう。
4人中2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
前期10題、中期20題、後期10題の合計40の英長文に接することができる。またそれぞれに重要類題として短文がついていてこれも合わせると80ということになる。さらに巻末に10の長文例題、典型誤訳構文24題で、全部で114の英文になる。税込み1050円だからひとつあたり9.21円。さらに巻末の語法文法インデックスが非常に充実していて語法辞典としての使い方もできる。裏表紙には和洋の名言名句の英文訳もついている。びっちりと中身の濃い稠密な内容構成の本。1994年初版、改訂版2005年。最近の入試傾向に沿うように改訂された。
解説は概説という趣なので構文読解がある程度できるようにしてから取り組んだ方がいい。
例えば、第4課の後半に次の意味が解らない文があってまったく説明がない。
「With old age should come wisdom and the ability to help others with advice wisely given. 」
そこで、
「Wisdom should come with old age and the ability should be given to help others with advice wisely.」
と自分で解釈しました。しかし、wiselyがこの位置でいいかどうか疑問があり、附属の解答小冊子を見てみるとありました。以下の文が正しいようです。
「Wisdom should come with old age and the ability (should be) wisely given to help others with advice.」
第8課の「Or we might not feel able to find solutions to everyday problems.」
も訳文の理解ができなかったのですが、解答小冊子に説明がありました。
本文の説明が不十分と感じられる方は解答小冊子の方も丹念に読まれることをお勧めします。
(自戒をこめて)。
ほとんどの文に出展が明示されていますので大学入試問題集としてでなく、英文読解例文集として教科書的にもつかえます。ただし、その場合は空欄や語の組み替え等の個所は正語を書き入れて設問的な手の加わらない白文にしてから読み込むことが大切かと思います。
例えば、最後の39章の「表現の自由」についての文章は、同じ旺文社刊の「英文標準問題精講」の7.72.92で取り上げられている文をまとめて読むことができるし、さらに「標準」の92の文が簡略化されていたり、「社会が思想の自由や新しい思考を拒んできた理由を理解するのは容易である」という文の続きの文も72の文で読める。
文章をぶつ切りにして短文で構文解釈を学ぶ「基礎問題精講」よりこちらの40の長い英文に取り組んだ方が構文の全体像が見渡せてよいのではないかと思う。
この本を読みながらより深い語の用法について「基礎問題精講」を検索的に利用するというやり方が、この本を読み終わったときには「基礎問題精講」も読み終わっていることになり、学習効率の点から見てよいのではないか。
もっともこちらだって原典からほんの一部を切り取ったものなのだが。実際の入試問題はこの本の長文の2〜3倍くらいの語数ですから、この本といえども長く構文的に複雑な文を直読直解できるようにするための入門にしかすぎません。
6人中2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
学校で買わされて使った。問題は難易度も高くてよい。重要構文も解説している。しかし、設問の解説が少なすぎる。理解が不十分のところも出てきた。解説がだめな問題集はお薦め出来ない。みんながよくこれを使っているようだが、なぜなのか分からない。
4人中2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
基礎と書かれてますが、骨のある内容なので初心者がやるには厳しいレベルです。
様々な形式の問題が含まれてるので、長文に慣れるにはもってこいの一冊と言えます。
英文の内容もなかなか良質なものが揃っておりますので、読み込みとしても使えます。
6人中2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
英文も適度な長さのもので、難易度も簡単すぎず難しすぎずといったところのもので、読解用としては非常に優れた参考書だと思います。
しかし、設問に語彙を問うものや下線部和訳問題が多く、私立大学やセンター試験などで重要となる内容一致問題などがありません。実際の大学入試に対応した問題演習としては、やや適当ではない気がします。
それでも、受験生が見落としがちな文法事項などを的確に説明してある点は評価できます。さらに、国公立2次試験で頻出する下線部和訳問題にはかなり対応できると思います。
英文のレベルからすると、対象レベルは偏差値55〜65あたりだと思います。