カスタマーレビュー
総レビュー数:
4
評価の平均:
4
1人中1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書は「どんな入試問題でも基礎事項の組合せで解ける」という考え方をベースにして、基礎事項と、それらの代表的な「組み合わせ方」を習得させることを目的にした参考書です。
具体的には、基本的な例題である「Core EX」で基本事項を習得させ、応用レベルの例題である「Block EX」で、基本事項の組み合わせ方を提示するという編集方針を採っていることが最大の特徴といえます。
このような編集方針からか、類書とは構成にいくつかの違いが見られます。
例えば、類書では項目の最初に導入解説として、「公式の証明」などを載せますが、本書では証明などの解説はなく、「要項」として簡潔なまとめと例題の一覧が載っています。では、公式の証明などはどこにあるのかというと、基礎事項を扱う例題(CoreEx)で解説されています。
このため、例題ページの解説が、基礎事項の解説と解法の説明が1ページで説明されていることから、やや煩雑な印象を受けることと、解説に行数を割いているため、解答が簡潔すぎるきらいがあります。
また、代表的な類書である「青チャート」などと比較すると、類書が「基礎解法」ととらえて載せているタイプの問題(例えば青チャートなら「重要例題」や「補充例題」 に収録されているような問題)を、すでに「演習」と言わんばかりに 章末に「Special EX」として収録していることから、実際の入試頻出問題パターンの収録量は類書と比べて少ないです。
このことから、本書を使用するに当たっては受験に必要な基礎知識や解法は学べますから、知識の定着や様々な頻出問題パターンへの対応力は他の書籍を併用することで補う必要があるでしょう。
【問題数】
EX(例題)・・・238問
練習・・・238問
章末問題・・・116問
例題数はこのレベルの参考書としては、標準的。
(代表的な類書であろう、青チャートは248問、理解しやすいは249問)
11人中6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
必要最小限の良問で構成され数学的思考力を養いながら難関大レベルまで導く!
本書は、正統的・本質的な理解を得ることを目的とし編集されている。
さらに、入試典型問題は基本問題の融合問題で成り立っていることに着目して、例題間の有機的な配列により
学習効率を高める創意工夫も見られる良書の1冊ではある。
しかし、購入検討対象となる黄チャートや青チャートやニューアクションβと比較するとレイアウトの見やすさや
数学嫌いの方にもなじみ易い文章表現や例題の網羅性という点で一歩譲るかも知れない。
とはいえ、硬めの解説スタイルが好みで教科書の例題レベルから本質的理解をし数学的思考力を養いながら
受験のみならず大学入学後も使える数学力を養成したい中級者には、むしろこちらをお勧めしたい。
ただし、苦手な方や単元の導入がないので本書のみで独習する入門者には向かないでしょう。
尚、章末問題は入試問題で構成され概ね一対一レベルであり、その解説は比較的簡潔であるので、
理解困難な場合は、その類題を一対一や赤チャートに求め補充するのも良いかも知れない。
自分にとって解りやすいかどうか検討の上選択してほしい。
余談だが、評者は「これでわかる数学」を習得後、試行錯誤した結果、最終的に「本質の研究」を教科書、本書を問題集、
「赤チャート」を解法事典として活用するのが難関レベルまで必要な数学好き独習者にはベターだと思われた。
18人中12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
旧「本質がつかめる」を継承するシリーズの総合参考書。表紙に巻かれている帯には「受験直結」と書いてあり、「黄チャート」と同レベルかやや上で、章末にはかなり難しい入試問題も収録されている。例題数は絞ってあり、網羅性よりも科目の全体像を与える本といえる。
例題は教科書どおりの配列に並ぶ「Core Ex」「Block Ex」と、章末問題の前でまとめて扱われる重要問題「Special Ex」からなる。「Special」は学校の授業等でも扱いに差が出るところだが、面倒ならばまるごと飛ばせばよいので邪魔にならないのが嬉しい。あと特徴的なのは、節の最初にある基本事項のまとめのページに例題の問題文を載せてあること。その項目でどういう問題が解けるようになればいいのかがひと目でわかるこの試みには、見るべきものが多い。
11人中6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この「本質の解法」シリーズは、良問を必要最小限(いろんなパターンの問題を理解するための)やっていくので、効率が良い。
ただ、それだけに実戦ではチャート式を使った場合より多少の応用力が要求される。
自分の思考力に自信がない方は、チャート式を使ったほうが無難か。